オナ禁168日目 貧弱兵士がオナ禁と出会うずっと前の話【地獄の入社前合宿編】 vol.2

   

金剛筋シャツ


地獄の入社前合宿編である。
暇つぶしに読んで貰えればと思う。

前回はこちら

オナ禁167日目 貧弱兵士がオナ禁と出会うずっと前の話【地獄の入社前合宿編】 vol.1

合宿2日目。

 

早朝4時に起きて準備を始める。

一睡も出来ていないが

自然と眠気は飛んでいる。

 

既に余裕はない。

あるのは恐怖と緊張だけだ。



部屋の外からは既に教官の

怒号が飛び交っている。

 

命の限りを尽くして声を張り上げる

新入社員の挨拶は既に喉が潰れている。

とても早朝4時の光景ではない。


2日目も常に鬼の様な教官達に囲まれながら

分単位で管理されたスケジュールをこなしていく。


1日目のような和気あいあいとした空気は

勿論消し飛んでおり全員が恐怖と緊張に

包まれた顔付きになっている。

 

食事中の雑談なども厳しく制限されているので

1日を通して誰一人笑うものなどいない。

犯罪的だ・・・美味すぎるっ・・!!


余談だが食事の時間に出てくる

デザートがめちゃくちゃに美味しい。

勿論デザートそのものは小学校の給食に

出てくる様な安い紙容器のプリンやゼリーである。


それでも死ぬ程美味しいのだ。

冗談でもパロディでも無くそれを

食べた時の貧弱兵士の反応は



「犯罪的だ・・・うますぎる・・・!
染みこんできやがる・・・体に・・・
本当にやりかねない・・・
プリン一個のために・・・
強盗だって・・・!!」


と心の中で叫ぶ勢いだった。
リアルカイジ状態である。


極限まで精神と体力をすり減らし1日の中で

唯一口にすることができる甘い食べ物。

口に広がるその甘さが癒しであり

救いであり明日への希望になっていた。


今でもあの日食べたプリンが

人生で一番美味しかった。


多分この先もあれ程感動する

デザートに出会う事はないだろう。

 

確認のために言っておくがこれは

戦時中の話でも獄中の話でもない。

一企業の研修の体験記である。

コーラを飲もうっ・・・!


あれは4日目か5日目の夜だったろうか。

その日も精魂尽き果てて

禁欲戦士はベッドに横になっていた。

不眠は続いていて2時間も

仮眠が取れたら良い方であった。


ルームメイトのA君はまだ

洗面所の方で何かしている。

既に消灯時間を過ぎて

いたので部屋は暗い。


なかなかA君が戻ってこないので

何をしているのか覗きにいくと

床を雑巾掛けするA君の姿があった。



暗闇の中で雑巾掛けをするA君は

その行動も相まってとても不気味に見えた。



部屋にゴミの一つでも残っている状態で

ベッドメイキングを済ませれば次の日

教官から酷いペナルティを受ける。


ベッドメイキングのミスだけは避けたい。


その為二人で相談して朝は時間がない為

寝る前に部屋の掃除を済ませる様にしていた。


部屋の掃除は消灯前に

二人で既に行なっている。

隅々までしっかりと。


A君がゴシゴシしているその床も

さっきまで二人で拭いていた所だ。

既にピカピカになって埃一つ残ってないで

あろう床をA君は暗闇の中で拭き続けている。


もう部屋は綺麗になったし明日に備えて

寝ようと声をかけたがどうしても汚れが

気になると言って聞かない。


「僕はダメだ。

明日ペナルティを受けたら

僕はもうダメだと思う。

貧弱兵士君は先に寝てて良いよ。」

力のない声でA君は言う。

黙々と床を磨くA君の背中は酷く小さく見えた。

A君はとても優しい性格で

人当たりも良くて温和な人だ。


そんなA君も精神的にかなり

追い込まれているのは確かだった。


なんて声をかけるのが正解なのか

分からなかったがふとした事が

思い浮かんだ。


貧弱兵士「この合宿が終わったらさ

俺は何より先にコーラが飲みたい。」


A君「・・・コーラかあ、

絶対美味しいだろうなあ。」



貧弱兵士「だよね笑

A君は何が飲みたい?」



A君「僕もコーラが飲みたい笑」



貧弱兵士「じゃあさ、

ここから出たら二人で

コーラ買って乾杯しよう。」



A君「それ良いねえ笑」

 



合宿中は厳しく管理された世界の中で

生きていたのでコーラなんて

甘味飲料水は飲めるわけがない。

夢の様な飲み物だった。


そんな話をし終える頃にはA君も

床を拭くのをようやくやめて

明日に備えて寝る事にした。



繰り返し言うがこれは

戦時中の話でも

獄中の体験記でもない。


その日のA君は珍しく寝息を立てて

いたのでしっかり眠れている様だった。

きっと疲れ果てていたのだろう。


ちなみに禁欲戦士はその後も相変わらず

不眠に陥ったまま1週間を過ごす事となる。

二人ともゆっくりと着実に精神を蝕まれていた。

次回に続きます。


ここまで読んで

オナ禁関係ねえじゃねえか!

とツッコミを入れた人には

申し訳ないが話は次回まで続く。

 - オナ禁日記